2016年10月

私が久しぶりに宝塚を観たのが、星組のナポレオンでした。

十数年のブランクを経ての観劇。

パンフレットを見ていて、北翔海莉の名前にまだ在団してたんだ?しかも専科になってんの?って思ったくらいでした。

(ちなみに、北翔海莉と愛音羽麗はあまり知らないけど、インパクトのある芸名なので4文字熟語っぽい芸名!夜露死苦みたいな芸名だ!と覚えていたくらい。)

で、幕が開いてみたら。

圧倒的な歌唱力と表現力で、柚希礼音以外の星組生が霞みまくり。

あまりの凄さにびっくりしたのです。

そのあとから、ネットで宝塚事情を調べまくり。

彼女の下級生の頃には、私は月組を観ていなかったので、こんなに歌やダンスが上手だとは知らず。
 
華々しく抜擢されていた下級生時代を経て、不遇な形で専科に異動したことを知りました。

専科に移っての彼女の技術面の実力はもとより、下級生を引っ張りあげるその力に惹かれました。

月組のファンタスティックエナジーの本気の踊り。

スターとなれば、真ん中で歌っていたり軽く回ってみたりするだけになることもありますが、北翔海莉は全力で踊り歌い…組子もそれに影響され、本気を出す。

その相互作用が素晴らしい場面を作り上げていました。

メリーウィドウしかり、風の次郎吉しかり。

北翔海莉が中心となると、周囲が必ずレベルアップしていくのです。

すでに退団公演も折り返し地点となってしまいました。

願わくば、もう少し中心にいる北翔海莉を観たかった。

星組に長らくいることはできなかったかもしれないけど、まだまだトップになるには経験が少なすぎる珠城りょうをしっかり育て上げるために月組でもう少し観たかったなぁ…と思ったりします。

北翔海莉と妃海風のコンビでもっと観たい作品がいっぱいあったのに。

本当に残念。

私は、どちらかというと『実力派』と言われる生徒さんが気になって観劇しています。
男役さんは、いわゆる華やオーラ、ビジュアル重視ではなく、「歌が上手い」とか「ダンスが上手い」とかテクニック的な実力プラス大人の男を演じられる実力のある生徒さんを応援したくなります。

娘役さんも同じく、実力重視ではありますが。
鮎ゆうきさんや檀れいさんなど、ビジュアル重視の方でもステキだなと思う場合もあります。

今、気になっているのは北翔海莉さんと真彩希帆さん。

このおふたりについて、また書きたいと思います。

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