花組公演、観てきました。

観劇後の感想を一言で表すと『充実してる』ということ。

久しぶりの日本物ショー『雪華抄』は、衣装が華やか!
なんと、ケイタマルヤマのデザインとか。
着物のデザインもしてるもんなぁ。
色遣いや柄の入り方がとっても綺麗だったー。
よかったのは、鳳月杏と桜咲彩花の夏の夜の場面から七夕、中詰の民謡を歌い継いでいく場面。クライマックスの春の場面。
日本の季節の捉え方とか情緒がきちんと伝わったシーンでした。
鷹と鷲の場面は、よかったけれど。日本物の衣装を着たダンスシーンみたい。
日舞としての迫力という感じではなく、ダンスだったなぁ。

鳳月杏の着物の着こなしが綺麗で素敵だった。
全体的によかったけれど、日本物の所作が体に染み付いていないからか、ドタバタ足元がうるさかったり、娘役さんのお引きずりがうまく捌けてない人が多かったり。粗が目立ちました。
足元については、明日海りおはやはりトップだけあって、日本物の所作がきちんとできていたように思います。それでも、普段から意識してお稽古している生徒さんには敵わないですね。

宝塚、日本物を伝統として引き継いでいくなら、頑張らないと!
花組なんて、ちょっと前に新源氏物語してるからマシなほうだと思うけど。
宙組とかやったらえらいことになるんでは?しばらく何年も日本物してないでしょ?

花組は、大健闘。
今回、花乃まりあや桜咲彩花など娘役さんのお化粧がとても美しくなっていた。ある意味、慣れって大切ですよね。
今回、今までショーとかで目立つ位置にいなかった仙名彩世がいろいろ目立つ位置に。次期トップ娘役ですもんね。

私は個人的には桜咲彩花の方がヒロインっぽいと感じていますが、何しろ骨格が大きいからなぁ。明日海りおの横にはちょっと難しいかなぁと。
仙名彩世は、歌も芝居もできる人だから、花乃まりあ退団後どんなトップ娘役になってくれるか楽しみです。