そろそろ発表があるのでは…と、皆さんじれったい気持ちを持っていると思いますが。


誰になるんでしょうね。

…って、皆そう思ってるよ!


伶美うらら、か
星風まどか、か
トップ娘役は置かない、か。

どうなるんでしょう。

私は、いろいろ思うところはありますが、やはり伶美うららが本命かなー?と予想しています。

伶美うららの美しさは、今の宙組ではピカイチではないでしょうか?
トップ娘役の実咲凜音を凌ぐかもしれませんね。
面長な風貌と少し大柄な体型が、娘役というより女役という印象ですがね。
いつも深く役を捉え表現しているので、芝居芯はあるように思えます。
ビジュアルはよく、芝居もでき、ダンスで大きな破綻はない彼女ですが。
一番のネックは、歌唱力の低さですよね。
確かに、あれはいただけない。
下手だと言われていた鮎ゆうきでも、頑張って声を出して…不安定な発声ながらある程度の声量はありました。鮎ゆうきは男役から転向したばかりでのトップ娘役就任でしたから、ダンスも娘役としての所作がぎこちなくて、歌も娘役歌唱ができていませんでした。
しかし、伶美うららは娘役として入団しているのにあの歌唱。何回新人公演のヒロインをしてきたのでしょう?
自分でも歌が苦手だと自覚があるはず。
今まで歌のレッスンは受けてきていないのでしょうか?レッスンを受けていれば、ソプラノは出ないでも娘役らしい歌唱はできるはずですけど。
ある意味ハートが強い彼女、トップ娘役になったとしてもやっていけると思います!

彼女が、次期トップ娘役に選ばれなかったとしたら、やはり歌唱力がネックだったんだろうな、と思います。


星風まどか。
星風まどかは、まだまだ垢抜けないビジュアルですよね。かわいいんだけど、イマイチ垢抜けない。
持っている実力と今の風貌がアンバランスなんですよね。昔の純名里沙っぽい。
幼さ残る顔立ちが、今の大人な男役の多い宙組では合わないと思うんですよねー。
ヴァンパイア・サクセションで、真風涼帆と組んでいましたが、しっくりこない感じがしました。
言葉悪いかもしれませんが、30代半ばの男が10代の女の子と付き合ってる感じ。ロリコンっぽい雰囲気になるんですよね。
彼女はもう少し経験を積ませて、雰囲気の合う男役と相応な時期にコンビが組めるのが一番いいと思いますがねー。


伶美うららが朝夏まなとの相手となり、朝夏まなとの退団後も少し残り、真風涼帆の相手を努めてもらえたらと思うんですよね。
真風との見た目の相性は抜群ですから。

そのためにも、伶美うららの歌唱力の向上を願いたいです。



遅くなりましたが、『金色の砂漠』の感想を。

今の花組は大きく力をつけている、組の力が増していることを強く感じました。

明日海りお、円熟の境地に達しています。
子供時代のギィと大人になってからのギィの演じ分けが素晴らしい。
こんなに芝居のできる人と思っていませんでした。
タルハーミネに対しての愛・感情、子供時代からラストシーンまでの間での変化をこんなに自然に演じることができるとは…。
素晴らしいの一言です。

花乃まりあは、宝塚ラストの役になりますが。
ラストに相応しい素晴らしい出来だと感じました。
タルハーミネの歪んだ愛情の示し方、直情的で激しい王女として存在していたと思います。
フィナーレのエトワール。
エリザベートの際のエトワールは違う人だったのでは?と思うほど、堂々と歌い上げていました。歌姫というエトワールではありませんが、トップ娘役としてのエトワールを観たという感じでした。
彼女の努力を感じることができました。

桜咲彩花。
ステキな娘役ですね。
骨格が大きめなのが明日海りおの横には釣り合わないためか、次期トップ娘役には選ばれませんでしたが。
ショーに芝居に大活躍でした。
芹香斗亜演じる奴隷・ジャーと思い合い、その関係を大切に思う王女をしっとりとふんわりと演じていました。ふんわりとした王女の中に揺らがないジャーへの思いをしっかりと感じました。ジャーを思うが故に応じた結婚でしたが、そのうちにジャーへの思いより夫への愛情が強くなっていった心の動きがしっかり伝わりました。
彼女の雰囲気に合った役でした。次回作以降では、彼女の悪い女も観てみたいと思いました。

仙名彩世。
今まで花組では、目立たない娘役だったと思うのですが(私の目が節穴でしたらすみません)、圧倒的な色気と美しさがありました。艶がある娘役ですね。
夫を殺した相手へ芽生えた愛情に対する戸惑い、悲しみ。
佇むだけで伝わるのは、次期トップ娘役に選ばれた実力でしょうか。
ギィに責められる場面では、涙が頬を伝っていました。あの涙が、このシーンにグッと観客の心を引き寄せていたように思います。

鳳月杏。
色気ある大人な男役として、貴重です。
国王としての存在感、威圧的でありつつもスマートな動き、仙名彩世との見てはいけないものを見てしまったようなラブシーン。
かっこいいとしか言いようがない。
彼女の真ん中を観てみたい。彼女は別格男役のポジションに収まるのはもったいない。今回の公演で更に強く思いました。


芝居の演出だけでなく、芝居後のミニショー?もすばらしかった。
上田久美子先生、あっぱれ!

トップコンビのデュエットダンス。
ラストのはけ方がすばらしい!!
ギィとタルハーミネとしてのデュエットダンスですから、あのラストはすばらしかったと思います。

男役の群舞。
ターバンを巻いた黒燕尾は珍しいですが、大階段の使い方や振付なんかは、ザ!宝塚!!でしたね。
よかったです。

前半の雪華抄でも思いましたが、明日海りお、芹香斗亜、柚香光、瀬戸かずや、鳳月杏の並びに水美舞斗が食い込んできました。
鳳真由が退団し、スターの序列にも変化が出てきていますね。こうやって入れ代わりが行われていくのも宝塚。

うまく言葉にできませんでしたが、今回の花組公演は和物ショーも芝居も、ミニショーも素晴らしかったです。

演出の先生方の力と花組の力が噛み合い、更に大きな力となって良い舞台となったと思います。

いくら素晴らしい実力の生徒が揃っていたとしても、脚本や演出がまずいといい作品にはなりません。
もちろん、反対も然りです。

これからの宝塚は、こうであって欲しいと思います。



花組公演、観てきました。

観劇後の感想を一言で表すと『充実してる』ということ。

久しぶりの日本物ショー『雪華抄』は、衣装が華やか!
なんと、ケイタマルヤマのデザインとか。
着物のデザインもしてるもんなぁ。
色遣いや柄の入り方がとっても綺麗だったー。
よかったのは、鳳月杏と桜咲彩花の夏の夜の場面から七夕、中詰の民謡を歌い継いでいく場面。クライマックスの春の場面。
日本の季節の捉え方とか情緒がきちんと伝わったシーンでした。
鷹と鷲の場面は、よかったけれど。日本物の衣装を着たダンスシーンみたい。
日舞としての迫力という感じではなく、ダンスだったなぁ。

鳳月杏の着物の着こなしが綺麗で素敵だった。
全体的によかったけれど、日本物の所作が体に染み付いていないからか、ドタバタ足元がうるさかったり、娘役さんのお引きずりがうまく捌けてない人が多かったり。粗が目立ちました。
足元については、明日海りおはやはりトップだけあって、日本物の所作がきちんとできていたように思います。それでも、普段から意識してお稽古している生徒さんには敵わないですね。

宝塚、日本物を伝統として引き継いでいくなら、頑張らないと!
花組なんて、ちょっと前に新源氏物語してるからマシなほうだと思うけど。
宙組とかやったらえらいことになるんでは?しばらく何年も日本物してないでしょ?

花組は、大健闘。
今回、花乃まりあや桜咲彩花など娘役さんのお化粧がとても美しくなっていた。ある意味、慣れって大切ですよね。
今回、今までショーとかで目立つ位置にいなかった仙名彩世がいろいろ目立つ位置に。次期トップ娘役ですもんね。

私は個人的には桜咲彩花の方がヒロインっぽいと感じていますが、何しろ骨格が大きいからなぁ。明日海りおの横にはちょっと難しいかなぁと。
仙名彩世は、歌も芝居もできる人だから、花乃まりあ退団後どんなトップ娘役になってくれるか楽しみです。



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